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大押韻派 だいおういんはGrands Rhétoriqueurs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大押韻派
だいおういんは
Grands Rhétoriqueurs

15世紀にブルゴーニュおよびフランドルで興り,16世紀初頭まで続いたフランスの詩派。恋愛から宗教,道徳までテーマは広く,歴史,政治上の事柄については「年代記」にも関連がある。寓意,神話の装飾が目立つなど技巧を重視し,高邁な思想と力強い雄弁を感じさせるが,しばしば知的遊戯に堕している。プレイヤッドはこれを軽視した。おもな詩人はシャストランモリネ,オリビエ・ド・ラ・マルシェなど。

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世界大百科事典内の大押韻派の言及

【シャンソン】より

…およそ70曲のデュファイのシャンソンはほとんどが3声で,最上声部優先の傾向は保持しつつ,下声部にも歌いやすい音型が与えられてほぼ全声部が対等に扱われ,抒情豊かな洗練された旋律が歌われるようになる。詞は題材の大部分を恋愛にとり,同時代の大押韻派Grands Rhétoriqueursの語呂合せや,詩行内の押韻,あるいは折句など技巧的な詩法によるものが多い。この時代にはなお歌曲定型が大勢を占めていたが,同時に近代的な有節形式やより自由な形式も徐々に現れはじめた。…

【モリネ】より

…1477年の公国消滅後は,公の息女マリーの夫,マクシミリアン大公の下で職務を続ける一方,妻を失ってからは聖職禄にもあずかり,詩作にいそしむ。詩人モリネは,〈大押韻派〉ないしは〈大修辞家〉と,誤って名づけられている宮廷詩人群の代表格と目され,自分が出仕する宮廷の文化的優位を誇示する演出家としての役割を担い,比類なき超越的技巧を駆使して詩をものし,後続の詩人たちの目標となった。その詩は,ボッシュやブリューゲルの絵に一脈通ずるものをもっている。…

※「大押韻派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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