大旱(読み)たいかん

精選版 日本国語大辞典 「大旱」の意味・読み・例文・類語

たい‐かん【大旱】

〘名〙 非常に長い間、雨が降らないこと。ひどい日照り。おおひでり。《季・夏》
※醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)「辛卯年、神心増益、国内病死人多在き、大旱不雨」
太平記(14C後)一「又元亨元年の夏、大旱(カン)地を枯て」 〔書経‐説命〕

おお‐ひでり おほ‥【大旱】

〘名〙 長い間雨が降らないで水が欠乏する状態被害の非常に大きいひでり。大旱魃(かんばつ)。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「大旱」の意味・読み・例文・類語

たい‐かん【大×旱】

ひどいひでり。おおひでり。 夏》「―や泥泉地獄ふつふつと/誓子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「大旱」の読み・字形・画数・意味

【大旱】たいかん

ひでり。

字通「大」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android