大本神社(読み)おおもとじんじや

日本歴史地名大系 「大本神社」の解説

大本神社
おおもとじんじや

[現在地名]広見町内深田

内深田うちふかた西部鎮座祭神は国常立尊・伊弉冊尊・火具突智命。旧郷社。「吉田古記」によると、大本大明神の祭神は伊弉尊、配神は大己貴命・火魂命の二神とし、末社二一社としている。その本地仏の将軍地蔵は延暦一九年(八〇〇)に京都愛宕あたご山から跡を垂れ、世人の崇敬を受けて深田氏神とされたといい、地頭前深田権頭が山頂に神社を建て、社領三〇貫文を付与し、永徳二年(一三八二)に領主竹林院右衛門佐公明が当社を山麓に勧請したが、戦国期に竹林院氏も没落し、社領もなくなったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android