大根卸（読み）だいこんおろし

精選版 日本国語大辞典

だいこん‐おろし【大根卸】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 大根を生のままおろしがねでおろしたもの。おろし。おろしだいこん。
   1. [初出の実例]「生板に釘山ほととぎす 村雨や大根おろしにふり雑り」(出典：俳諧・西鶴大矢数（1681）第一九)
   2. 「土地の習慣として焼たての芋焼餠に大根おろしを添へて」(出典：家（1910‐11）〈島崎藤村〉上)
3. ② 大根などをおろす器具。おろしがね。おろし。〔日葡辞書（1603‐04）〕
   1. [初出の実例]「剣の山・鬼の大根おろし也」(出典：雑俳・十八公（1729）)

だいこ‐おろし【大根卸】

1. 〘 名詞 〙 「だいこんおろし（大根卸）」の変化した語。
   1. [初出の実例]「かんじんの大根(ダイコ)おろしといふ所が大根がない」(出典：滑稽本・浮世風呂（1809‐13）四)

出典　精選版 日本国語大辞典

和・洋・中・エスニック　世界の料理がわかる辞典

だいこんおろし【大根卸し】

①生の大根をおろし金ですりおろしたもの。◇「おろし大根」ともいう。
②大根をおろすためのおろし金。

出典　講談社

食器・調理器具がわかる辞典

だいこんおろし【大根下ろし／大根卸し】

➀生の大根をおろし金ですりおろしたもの。◇「おろし大根」ともいう。➁大根をおろすためのおろし金。

出典　講談社