デジタル大辞泉 「大欲は無欲に似たり」の意味・読み・例文・類語 大欲たいよくは無欲むよくに似にたり 1 大望を抱く者は、小さな利益などを顧みないから、一見無欲のように見える。2 欲の深い者は、欲のために目がくらんで損を招きやすく、結局無欲と同じ結果になる。[類語](2)虻蜂あぶはち取らず・欲の熊鷹くまたか股を裂く 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「大欲は無欲に似たり」の意味・読み・例文・類語 たいよく【大欲】 は 無欲(むよく)に似(に)たり ① 大きな望みを持つ者は、小さな利益に目もくれないから、欲がないように見える。② 欲の深い者は、欲のためにかえって損をしがちで、欲のない者と同じ結果になる。また、大欲を抱き目的を達成したとしても、その結果を有効に用いなければ、結果として小欲と同じである。[初出の実例]「究竟は理即にひとし。大欲は無欲に似たり」(出典:徒然草(1331頃)二一七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ことわざを知る辞典 「大欲は無欲に似たり」の解説 大欲は無欲に似たり 大きな望みを持つ者は、小さな利益には目もくれないから、一見したところ欲がないように見える。また、欲の深い者は、強すぎる欲のためにかえって失敗しがちで、結局何も欲望を持たなかったのと同じ結果になる。また、大欲を抱き目的を達成したとしても、その結果を有効に生かせなければ、結果として小欲と同じことである。 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報