日本歴史地名大系 「大歓喜寺」の解説 大歓喜寺だいかんきじ 京都市：上京区京極学区鶴山町大歓喜寺[現在地名]上京区鶴山町臨済系単立の尼寺。「山城名勝志」は「義堂和尚語録」を引いて開基を金潭（広照禅師）と伝える。当初は千本今出川（せんぼんいまでがわ）上ル般舟（はんじゆう）院（現上京区）辺りにあったと考えられる。「応仁記」に「千林（本カ）ニ両歓喜寺、此ノ寺ニ定家葛ノ墓アリ」、「親長卿記」文明八年（一四七六）六月一九日条に日野勝光を「千本歓喜寺辺土葬」とみえ、大聖歓喜寺と大歓喜寺があった。夢窓疎石の法脈をうけたが、応仁の乱で焼亡した（応仁記）。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
