大気ニュートリノ(読み)タイキニュートリノ

デジタル大辞泉 「大気ニュートリノ」の意味・読み・例文・類語

たいき‐ニュートリノ【大気ニュートリノ】

地球大気上層部宇宙線が衝突することで生じるニュートリノ宇宙線(主に高エネルギー陽子線)が大気分子の原子核と衝突してできるπ中間子μ粒子が崩壊し、電子ニュートリノとμニュートリノが生成される。日本のスーパーカミオカンデによる大気ニュートリノ観測実験において、大気上層部から飛来するニュートリノと地球の裏側から地球内部を通って飛来するニュートリノの数を比較することで、ニュートリノがわずかにでも質量をもつ場合に起こるニュートリノ振動という現象が確認された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 中間子 粒子

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む