日本歴史地名大系 「大沢館跡」の解説
大沢館跡
おおさわたてあと
[現在地名]山田町大沢
大沢の北方、大沢山の支脈の先端にできた台地の上にある。基部は空堀で切られ、副郭・主郭と続く。主郭の先は一段低く二の郭があり、一部に帯郭をめぐらし、先端は崖になり、わずかに削平されて八幡神社が祀られている。館主は大沢氏。大沢氏は閉伊氏の一族で、鎌倉時代中期に分立。弘安八年(一二八五)正月二三日の北条貞時袖判下文(遠野南部文書)に「
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報