大津袋(読み)オオツブクロ

デジタル大辞泉 「大津袋」の意味・読み・例文・類語

おおつ‐ぶくろ〔おほつ‐〕【大津袋】

茶の湯で、中棗ちゅうなつめを入れる紫縮緬ちりめんまたは茶縮緬の袋。千利休工夫という。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大津袋」の意味・読み・例文・類語

おおつ‐ぶくろおほつ‥【大津袋】

  1. 〘 名詞 〙 茶の湯で、棗(なつめ)などの薄茶器を包む茶入れ袋一つ。千利休近江国滋賀県大津で、米の麻袋を見て、その形を写したという。一説によれば、利休の後妻おりき(宗恩(しゅうおん))の工夫になるともいわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android