大津袋(読み)オオツブクロ

デジタル大辞泉 「大津袋」の意味・読み・例文・類語

おおつ‐ぶくろ〔おほつ‐〕【大津袋】

茶の湯で、中棗ちゅうなつめを入れる紫縮緬ちりめんまたは茶縮緬の袋。千利休工夫という。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大津袋」の意味・読み・例文・類語

おおつ‐ぶくろおほつ‥【大津袋】

  1. 〘 名詞 〙 茶の湯で、棗(なつめ)などの薄茶器を包む茶入れ袋一つ。千利休近江国滋賀県大津で、米の麻袋を見て、その形を写したという。一説によれば、利休の後妻おりき(宗恩(しゅうおん))の工夫になるともいわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android