大海廃寺(読み)だいかいはいじ

日本歴史地名大系 「大海廃寺」の解説

大海廃寺
だいかいはいじ

[現在地名]作東町山手

吉野よしの川の右岸山裾緩斜面に立地。真庭まにわ久世くせ町の五反ごたん廃寺と並んで美作地域最古の寺院跡として知られている。伽藍跡は調査により塔・金堂・南門などが明らかになっているが、講堂跡はあまり明確でない。塔基壇上にはほぞ孔をもつ心礎を残し、金堂基壇上にも一部の礎石遺存していた。南門の創建期のものとして確認されている建造物は掘立柱建物であり、築地を備えた三間一戸の門である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 真庭

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む