日本歴史地名大系 「大湫川並役所跡」の解説 大湫川並役所跡おおくてかわなみやくしよあと 岐阜県:瑞浪市大湫村大湫川並役所跡[現在地名]瑞浪市大湫町大湫宿にあった尾張藩の役所。中山道分間延絵図には大湫宿東(ひがし)町の西方、細い道を入った所に描かれる。元禄七年(一六九四)尾張藩の木曾山統治策の一環として、木曾川を下る流木の管理のために設置された(尾張地方古義)。当初は奉行と足軽二二名が置かれた(「川並役所覚」小木曾文書)。宝暦(一七五一―六四)以降名称は大湫白木(おおくてしらき)番所と改められ、役人も足軽・同心合せて八―九名に減ぜられて、中津川・茄子川(なすびがわ)・上地(うえじ)・落合(おちあい)(現中津川市)、大井(おおい)(現恵那市)の各番所を管轄した(「番所役増員願」木村文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by