大満寺山(読み)だいまんじさん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大満寺山」の意味・わかりやすい解説

大満寺山
だいまんじさん

島根県隠岐諸島,隠岐の島町西郷布施の境にある山。大万寺山とも書き,摩尼山ともいう。標高 608m。摩尼とは玉を意味するサンスクリット語で,山麓にあった玉若酢命 (たまわかすのみこと) 神社の玉の字をとって大満 (たま) と命名したのが山名由来。玄武岩類からなる溶岩円頂丘 (鐘状火山) で隠岐の最高峰。日本海を航行する船の標識となっている。付近一帯は大山隠岐国立公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大満寺山の言及

【布施[村]】より

…人口514(1995)。隠岐最高峰の大満寺山(608m)をはじめとする急峻な山岳が海岸に迫り,海岸線は屈曲に富む。湾入部の小さな平地に飯美(いいび),卯敷(うずき),布施の3集落が立地する。…

※「大満寺山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む