日本歴史地名大系 「大生郷村」の解説 大生郷村おおのごうむら 茨城県:水海道市大生郷村[現在地名]水海道市大生郷町東仁連(ひがしにれ)川東岸、岡田(おかだ)台地に所在。東は大輪(おおわ)村。集落の東を結城街道が縦貫。「延喜式」(兵部省)にみえる下総国五牧の一つ大結(おおゆい)馬牧の厩跡を当地に比定する説もある。天正二年(一五七四)には小田原北条氏と下妻城主多賀谷氏の大生郷天満宮の攻防戦が行われた。寛永七年(一六三〇)に関東郡代伊奈氏の検地があり(石塚儀平文書)、慶安(一六四八―五二)から万治(一六五八―六一)にかけて旗本土井兵庫守の検地、寛文(一六六一―七三)から延宝(一六七三―八一)にかけて幕府代官南条氏の検地があった(二宮尊徳全集)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報