大田部村(読み)おおたべむら

日本歴史地名大系 「大田部村」の解説

大田部村
おおたべむら

[現在地名]佐久市大字大田部

千曲川の右岸。現佐久市の最も南西の隅に位置する。千曲川と、平賀ひらが村と大田部村の間を西流する田子たこ川とに挟まれた平坦地で、水田地帯である。村の南にはなれ山がある。

天正六年(一五七八)と同七年の上諏訪造宮帳(諏訪大社上社文書)に「大田辺之郷」と記す。平安時代末期頃から平賀氏の領有するところであった。江戸時代には親藩幕府の領下に入っていたが、宝永元年(一七〇四)から田野口領となって幕末に至った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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