大町三丁目(読み)おおまちさんちようめ

日本歴史地名大系 「大町三丁目」の解説

大町三丁目
おおまちさんちようめ

[現在地名]仙台市大町一―二丁目

大町二丁目の東、大町通の両側町で、町東を通町とおりまち(奥州街道)南北に通る。この交差地は芭蕉の辻と称する。町の南裏は良覚院りようがくいん丁、北裏はさかな町。天保一四年(一八四三)の仲騒録(菊池武一家文書)に太物仲間として沢口屋辰三郎・熊谷屋善兵衛・山田屋市三郎など一三人、呉服仲間として右三人のほか佐々木宗吉・日野屋儀兵衛など六人がみえる。同書によると、城下北の臨済宗東昌とうしよう(現青葉町)門前の菊田源兵衛が太物・古手・呉服などの直仕入商売を願出ているが、その仲間入志願金として冥加金一〇五両を太物仲間に、同五〇両を呉服仲間に、また為替金一六八両を太物仲間に、同八〇両を呉服仲間に支払っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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