大萩遺跡(読み)おおはぎいせき

日本歴史地名大系 「大萩遺跡」の解説

大萩遺跡
おおはぎいせき

[現在地名]野尻町三ヶ野山

岩瀬いわせ川左岸、標高一七〇―二〇一メートルの河岸段丘上にある。県指定史跡野尻町古墳のうち二号墳を含む遺跡、地下式横穴墓は昭和三四年(一九五九)以降に合計五八基が発掘調査されている。また同四九年には地下式横穴墓群とともに弥生時代後期の土壙墓一九基、弥生土器集積群ならびに竪穴住居跡一軒、同五〇年には同時代の竪穴住居跡五軒が発掘調査により検出されている。遺構の分布状況をみると、低位面(標高一七〇メートル)では弥生時代後期の竪穴住居跡が分布している。遺物は土壙墓群とほぼ同じであるが、免田式土器は確認されていない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む