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大蔵館 おおくらやかた

日本の城がわかる事典の解説

おおくらやかた【大蔵館】

埼玉県比企郡嵐山(らんざん)町にあった中世の城館。同県指定史跡。都幾(とき)川沿いの台地の上にあり、同川をはさんで菅谷館(同町)の対岸に位置している。源義賢(よしかた)(源為義の次男)により、平安時代末期の1152年(仁平2)に築かれたとされる。1155年(久寿2)、義賢は兄の源義朝の長男、悪源太義平に攻められ殺害され、義賢の子は木曽に逃れて成人し木曾義仲となったという伝承がある。しかし、近年の発掘調査の結果では、当時の遺物は出土せず、その約150年ほど後の遺物が多数出土した。また、古文献には鎌倉時代初期にはこの城館の周辺に大蔵宿が形成されていたことも記されている。大蔵館は、土塁空堀に囲まれた方形の居館であったとされているが、現在は大蔵神社の境内になっており、同神社の南と西とに土塁や空堀跡が残っている。また、義賢の墓といわれる五輪塔がある。東武東上線武蔵嵐山駅からバスで大蔵神社下車すぐ。または徒歩約30分。

出典|講談社日本の城がわかる事典について | 情報

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