日本歴史地名大系 「大薀寺」の解説 大薀寺だいおんじ 山口県:阿武郡須佐町須佐村大薀寺[現在地名]須佐町大字須佐 山根丁東山根丁東(やまねちようひがし)の山麓に位置する。金滝山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。「注進案」や寺伝によれば、永享年中(一四二九―四一)南隣の弥富(やどみ)村に石見津和野(つわの)(現島根県鹿足郡津和野町)城主吉見氏が創建し、弥高山興禅(こうぜん)寺と称したという。天正一九年(一五九一)深川大寧(ふかわたいねい)寺(現長門市)の関翁を請うて開山とし、興禅山妙悟(みようご)寺と改めた。二世傑叟の時伽藍が焼失し、開山の影像と洪鐘だけが残った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by