日本歴史地名大系 「須佐村」の解説
須佐村
すさむら
阿武郡の北端にある大村。北半は日本海に突出した半島部で、その中央部に
地名の由来を「注進案」は「孝徳天皇の大化六年豊前国宇佐八幡宮を海辺松ケ崎といふ所に勧請し奉るとぞ、宇佐の宮より勧請しける八幡宮御鎮座の地なる故に所の名をしも宇佐といふ
中世には須佐郷とよばれ、文和元年(一三五二)八月一三日付の
また当地は天文―元亀(一五三二―七三)頃までは石見国
慶長一五年の検地帳は須佐郷として総石高二千二五八石余、うち田は一五四町余で高一千八五二石余、畠は二三町余で高八九石余、百姓屋敷数三四六、市屋敷数一〇六、浦屋敷数七七で、ほかに小物成九石余、浦浮役一二二石余とあり、地方と浦方に分れていた。
須佐村
すさむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報