日本歴史地名大系 「須佐町」の解説 須佐町すさちよう 山口県:阿武郡須佐町面積:八七・〇六平方キロ阿武郡の北に位置し、北を日本海、東を田万川(たまがわ)町と島根県鹿足(かのあし)郡津和野(つわの)町、南を阿東(あとう)町とむつみ村、西を阿武町に接する。日本海に臨む北部以外は山に囲まれ、集落は須佐川および鈴野(すずの)川とその支流域に点在する。北は日本海に突出した半島部で、その中央にそびえる高(こう)山(五三二・八メートル)からは国指定名勝の須佐湾や長門市の青海(おうみ)島をはじめ、大小の島々が展望できる。近世にはこの高山の南麓を萩から海岸沿いに石見の益田(ますだ)(現島根県益田市)に赴く石州街道の仏坂(ほとけざか)道筋と、その南を土床(つちどこ)道筋が開かれており、現国道一九一号が仏坂道筋とほぼ重複する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by