大行事(読み)ダイギョウジ

デジタル大辞泉 「大行事」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぎょうじ〔‐ギヤウジ〕【大行事】

大法会の際に指揮する僧。
滋賀県日吉神社の山王二十一社の一。大行事権現

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精選版 日本国語大辞典 「大行事」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぎょうじ‥ギャウジ【大行事】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 仏語。大法会の際、道場設備や法式儀則など万般にわたって法会を指揮する僧。
    1. [初出の実例]「諸人装束事〈略〉大行事 付衣懸五帖架裟」(出典:応永廿七年門主上綱義賢御入壇記(1420))
  2. [ 2 ]だいぎょうじごんげん(大行事権現)」の略。
    1. [初出の実例]「謀叛の輩調伏の為に、五壇法承はっておこなはれける降三世の大阿闍梨、大行事の彼岸所にして寝死(ねじ)に死んぬ」(出典:平家物語(13C前)六)

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