大西重孝(読み)オオニシ シゲタカ

20世紀日本人名事典 「大西重孝」の解説

大西 重孝
オオニシ シゲタカ

昭和期の文楽研究家・演出家



生年
明治38(1905)年4月15日

没年
昭和42(1967)年5月20日

出生地
滋賀県今津町

学歴〔年〕
京都帝大法学部〔昭和5年〕卒

経歴
実業界に入り、かたわら文楽人形の研究を始め、初代吉田栄三を中心に人形演出の型を記録した。戦後はその整理分類に努め、写真図解により、人形演出の基本を解明。実業界を引退後、文楽協会で企画、演出を担当。同協会専門委員、人形浄瑠璃協会役員などを務めたほか、ラジオ、テレビの文楽番組で解説者として活躍。著書に「文楽人形の芸術」「文楽人形の演出」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大西重孝」の解説

大西重孝 おおにし-しげたか

1905-1967 昭和時代の文楽研究家。
明治38年4月15日生まれ。実業界で活動するかたわら,初代吉田栄三を中心とした人形演出の型を記録し,資料収集・分類・整理をおこなう。文楽協会専門委員をつとめ,テレビ・ラジオの文楽解説者としても知られた。昭和42年5月20日死去。62歳。滋賀県出身。京都帝大卒。著作に「文楽人形の芸術」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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