大谷焼(読み)おおたにやき

精選版 日本国語大辞典 「大谷焼」の意味・読み・例文・類語

おおたに‐やき おほたに‥【大谷焼】

〘名〙 徳島県鳴門市大谷から産する土焼き。台所道具、敷石土管などの素焼き

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

事典 日本の地域ブランド・名産品 「大谷焼」の解説

大谷焼[陶磁]
おおたにやき

四国地方、徳島県の地域ブランド。
鳴門市で製作されている。江戸時代の1780(安永9)年、豊後国(現・大分県)の焼物細工師が赤土を用い大谷村(現・鳴門市)で日用雑器を焼いたのが起源とされている。その後、阿波藍を寝かせるための大甕づくりが盛んに焼かれるようになった。いまもその伝統を受け継ぎ、大型の陶器がつくられている。大甕をはじめとして日用雑器など多種多様な製品がある。徳島県伝統的特産品。2003(平成15)年9月、経済産業大臣によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大谷焼」の解説

大谷焼

徳島県鳴門市で生産される陶器。藍染め用の大型の藍甕として発展。国指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android