大貝戸村
おおがいとむら
[現在地名]藤原町大貝戸
藤原岳(一〇〇九・六メートル)の山麓、志礼石新田の西、坂本村の南東に位置する。「五鈴遺響」は内宮領大戸御園・外宮領大戸御園を当村に比定しており、前者は「神鳳鈔」に、後者は「外宮神領目録」に各々みえる。
江戸時代を通じて桑名藩領。天明四年(一七八四)手控帳には、田七町四反余、畑一三町五反余とあり、畑のほうが多い。この手控帳には記されていないが、文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳によれば、村高四七一・三六三石のうち、二二四・九三四石が「先規より郷蔵庄屋々敷分」として永引きになっている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 