痛飲(読み)ツウイン

精選版 日本国語大辞典 「痛飲」の意味・読み・例文・類語

つう‐いん【痛飲】

  1. 〘 名詞 〙 大いに酒を飲むこと。
    1. [初出の実例]「痛飲三盃未湿唇、酔吟只慰楽天身」(出典:狂雲集(15C後)不飲酒戒)
    2. 「師兄幸に来れり。量を放て痛飲(ツウイン)(〈注〉センドノミ)すべし」(出典:通俗酔菩提全伝(1759)二)
    3. [その他の文献]〔世説新語‐任誕下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「痛飲」の読み・字形・画数・意味

【痛飲】つういん

大いに飲む。〔夢渓筆談、人事一〕石曼、豪飮を喜(この)む。~(つね)に客と痛飮し、露髮跣足す。械をけて坐す、之れを囚飮と謂ふ。木杪に飮す、之れを飮と謂ふ。~其の狂縱、大卒(おほむ)ね此(かく)の如し。~未だ嘗(かつ)て一日はずんばあらず。

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