大里浦(読み)だいりうら

日本歴史地名大系 「大里浦」の解説

大里浦
だいりうら

[現在地名]門司区大里本町一―二丁目など

関門海峡に臨む湊。関門海峡の南岸に位置する当浦は東風・南東風のとき入出港の便があり(嘉永元年「海上記」門司郷土叢書)、元和八年(一六二二)領内諸方船舶出入りの便のある湊口として川口番三名が置かれた(「御調子御帳」門司郷土叢書)正保国絵図に「内裏ノ磯東風ニ満掛リヨシ」と記される。小笠原氏の時代には小倉湊口とともに重視され、他国出口番所が設けられ(延享三年「巡見上使御答書」県史資料二)、平日は足軽二名が詰めた(寛政元年「巡見御答書」豊前叢書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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