大野藩織田陣屋跡(読み)おおのはんおたじんやあと

日本歴史地名大系 「大野藩織田陣屋跡」の解説

大野藩織田陣屋跡
おおのはんおたじんやあと

[現在地名]織田町織田 浄秀寺

織田の東部鎌坂かまさかの南面する浅い谷頭にあり、東西に走る鯖江街道を南に見渡す要地に位置した。代官宅・陣屋役所・土蔵牢屋などが並んでいたが、現在は陣屋門のみが禅興ぜんこう寺山門として残る。

慶長五年(一六〇〇)福井藩が成立し重臣土屋氏が大野(現大野市)に配されると、織田村を中心に丹生郡一三ヵ村五千四〇〇余石が大野領飛地となった。天和二年(一六八二)三月、土井利房が大野四万石の領主として入封後も一三ヵ村は引継がれ、大野藩西方領となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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