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大量一斉絶滅 たいりょういっせいぜつめつmass extinction

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大量一斉絶滅
たいりょういっせいぜつめつ
mass extinction

地球史の中で知られる 300回以上に及ぶ絶滅の中でも,顕著な例として,カンブリア紀末 (この時期の科全体の 52%が絶滅) ,ペルム紀末 (科数の 50%) ,三畳紀末 (科数の 35%) ,白亜紀末 (科数の 26%) などがあげられる。これらの絶滅は,大量一斉絶滅と称して他の絶滅と区別され,特にその原因を個別に追究する素材となる。絶滅には2種類の型がある。その一つは環境における外界の物理的変化に由来して生じたと考えられる場合である。この型では,新旧の動物群の交流はほとんど,あるいは全く起こらず,多くの生態的地位は,死滅した動物に新しい動物が取って代わるまでの一時期を空白化する。この例として,恐竜類が絶滅し暁新世が経過した後に,ほ乳類が発展し多くの生態的地位を占有した事実がある。もう一つは,絶滅が土着の動物群と移住してきた動物群との間の競争の結果として起こったと考えられる場合で,同一環境下でも,それによく適応した種と貧弱な種との間に生じた生物学上のひずみに由来する。この例には,鮮新世の南北アメリカ大陸の接続によって起きたほ乳類の競争で 10分の1のみが生き残り,侵入した動物群の一部が土着動物の交代者の形で置き替わった事実がある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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