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暁新世 ぎょうしんせいPaleocene Epoch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

暁新世
ぎょうしんせい
Paleocene Epoch

地質時代の年代区分の一つで,新生代古第三紀の最初の始新世白亜紀の間に位置する。約 6600万年前から約 5600万年前の期間。下位からダニアン,セランディアン,サネシアンの 3期に分けられる。アンモナイトイノセラムスベレムナイト(→矢石類)など中生代型の動物化石をまったく産出せず,代わって有孔虫類などが出始める。

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デジタル大辞泉の解説

ぎょうしん‐せい〔ゲウシン‐〕【暁新世】

地質時代区分の一。新生代第三紀五つに分けたときの最初の時期。6500万年前から5500万年前まで。

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百科事典マイペディアの解説

暁新世【ぎょうしんせい】

古第三紀を3分した場合の最初期の地質時代名。6500万年前から5650万年前まで。ライエルの区分にはなかったが,後にシンパーにより提出された。
→関連項目第三紀

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎょうしんせい【暁新世 Palaeocene】

地質時代の区分の一つ。新生代の最初の世,すなわち古第三紀を三分したときの最初の世で,6500万年前から5500万年前までをいう。この時代は哺乳類が発展を始めた時代で,有袋類,食虫類のほか,霊長類,古型の食肉類などが出現した。植物界では,中生代末に出現した被子植物が発展した。この時代の地層は分布がせまく,日本でも熊本,長崎,北海道東部に知られるにすぎない。地質時代【鎮西 清高】

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大辞林 第三版の解説

ぎょうしんせい【暁新世】

新生代古第三紀のうちで最も古い時期。約六五〇〇万年前から五五〇〇万年前まで。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

暁新世
ぎょうしんせい
Paleocene

地質時代の時代区分の一つで、新生代の古第三紀を三つに分けたときの最初の時期。およそ6600万年前から5600万年前までの時代をいう。暁新世に形成された地層を暁新統という。この時代の堆積(たいせき)物は、白亜紀のそれと同様の岩石から構成されるが、白亜紀に卓越したチョークは暁新世にはなくなり、かわって海緑石を伴う緑色の砂岩が広範囲に堆積した。ただしその分布は限られた地域にのみ知られる。気候は現在程度か多少温暖であった。植物界では、中生代白亜紀後期に出現した被子植物は暁新世に入って急速に発展し、それらはすでに現代型のものである。しかし、まだ原始的なところもあり小形であった。動物界では、中生代末の大変革で恐竜などが絶滅したが、暁新世に入ると、かわって哺乳(ほにゅう)類が増加した。しかし、まだ原始的で小形であった。海洋生物では、二枚貝、巻き貝、棘皮(きょくひ)動物類や有孔虫類の分布の拡大が特徴的である。とくにヌムリテスNummulitesとかディスコシクリネスDiscocyclinesという石灰岩をつくる大形の有孔虫類が熱帯の浅海域に豊富であった。このように植物界と動物界では進化のテンポが異なる。[山口寿之]

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世界大百科事典内の暁新世の言及

【古第三紀】より

…この時代は大型有孔虫のヌンムライト(貨幣石)の化石が多いため,フランスなどでは貨幣石紀とよぶ。古第三紀は古いほうから,暁新世,始新世,漸新世に三分され,暁新世と始新世の境界は5500万年前,始新世と漸新世の境界は3800万年前とされる。古第三紀は原始哺乳類の時代で,現在みられる哺乳類の多くのグループの祖先型が出現した。…

※「暁新世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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