大隠(読み)タイイン

デジタル大辞泉 「大隠」の意味・読み・例文・類語

たい‐いん【大隠】

悟りきっていて、俗事に心を乱されない隠者

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精選版 日本国語大辞典 「大隠」の意味・読み・例文・類語

たい‐いん【大隠】

  1. 〘 名詞 〙 悟りきって、俗世間を超脱した世捨人。大悟した隠者。⇔小隠
    1. [初出の実例]「遨遊已得攀龍鳳、大隠何用覓仙場」(出典:懐風藻(751)秋日於左僕射長屋王宅宴〈藤原宇合〉)

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普及版 字通 「大隠」の読み・字形・画数・意味

【大隠】たいいん

世を捨てはてた人。晋・王康〔反招隠〕詩 小隱は陵に隱れ 大隱は市に隱る 伯夷首陽(山)に(かく)れ 老(らうたん)はに伏す

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