大高寺(読み)おおたかじ

日本歴史地名大系 「大高寺」の解説

大高寺
おおたかじ

[現在地名]高萩市本町

高萩市街の西縁部台地の崖下にある。真言宗豊山派、万徳山遍智院と号し、本尊大日如来

寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)によれば徳溢大師の草創で、明徳元年(一三九〇)下総国の鏡鑑の中興開山という。「松岡地理志」には「下総国建徳寺ノ住持鏡照法印高弟鏡鑑法印長禄年中来テ下手綱台ノ大高ト云所ニ建立シ文明十三年辛丑六月二十七日寂ス年六十四是中興開祖也」とある。文禄三年(一五九四)心蓮が下手綱しもてつな村内内久田うちくだに移した。「松岡郡鑑」によると慶長七年(一六〇二)御朱印高二〇石を拝領、宝暦(一七五一―六四)頃の高二七・二三七石、除地高畠三・六六三石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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