最新 地学事典 「大麻山深成複合岩体」の解説
たいまさんしんせいふくごうがんたい
大麻山深成複合岩体
Taimasan plutonic complex
島根県浜田市西部に分布し,北東─南西方向に約11km,北西─南東方向に約6kmの累帯深成複合岩体。周防変成岩と白亜紀小角流紋岩類を貫く。石英閃緑岩,花崗閃緑岩,花崗岩およびアプライト質花崗岩からなり,分化の早期では斜長石と単斜輝石が,より後期では斜長石と角閃石がおもに分別されることによって同一マグマから一連の化学組成変化を説明。K-Ar年代測定値は,石英閃緑岩の黒雲母で71.9±1.6Ma,花崗閃緑岩の角閃石で69.8±3.6Ma,68.5±3.5Maを示し,磁鉄鉱系に属することから,因美古期貫入岩類の西方延長に相当。K-Ar年代が46〜31Maの小規模な貫入岩類によって貫かれる。参考文献:田阪紘史ほか(2007) 地球科学,Vol.61: 433
執筆者:今岡 照喜
参照項目:因美古期貫入岩類
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

