焙烙頭巾(読み)ホウロクズキン

デジタル大辞泉 「焙烙頭巾」の意味・読み・例文・類語

ほうろく‐ずきん〔ハウロクヅキン〕【××烙頭巾】

焙烙の形をした丸い頭巾。僧や老人が多く用いた。大黒頭巾丸頭巾。ほうらくずきん。

ほうらく‐ずきん〔ハウラクヅキン〕【××烙頭巾】

ほうろくずきん(焙烙頭巾)

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精選版 日本国語大辞典 「焙烙頭巾」の意味・読み・例文・類語

ほうろく‐ずきん ハウロクヅキン【焙烙頭巾】

〘名〙 焙烙の形をした頭巾。僧侶、老人などが多く用いた。大黒頭巾(だいこくずきん)。丸頭巾。ほうらくずきん。ほうろくかむり。《季・冬》
浮世草子好色二代男(1684)一「あなたへはほうろく頭巾、大夫さまへは釣竿の所」

ほうらく‐ずきん ハウラクヅキン【焙烙頭巾】

※浮世草子・好色一代女(1686)五「此親仁衣裏にわたぼうしをまき、夏冬なしのほうらくづきん」

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世界大百科事典(旧版)内の焙烙頭巾の言及

【頭巾】より

…丸形は丸頭巾といわれ,円形の布をひだをとって袋状とし,頭の大きさに合わせてへりをとる。この丸い袋を大きくしたものが焙烙(ほうらく)頭巾で,三河万歳師が今も用いている。秋田県鳥海町では同形のものを大黒舞のときにかぶった。…

※「焙烙頭巾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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