天は二物を与えず(読み)テンハニブツヲアタエズ

デジタル大辞泉 「天は二物を与えず」の意味・読み・例文・類語

てん二物にぶつあたえず

天は一人人間に、それほど多く長所を与えることはしない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「天は二物を与えず」の解説

天は二物を与えず

天は一人の人間にいくつもの才能を与えることはない。また、ひとつの才能に秀でている者は、往々にして他に欠点があるものだ。

[使用例] 手前などの量見では、先生のような大家なら、何でも自由にお作りになれるだろうと存じておりましたが――いや、天二物を与えずとは、よく申したものでございます[芥川龍之介戯作三昧|1917]

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