天下茶屋の仇討ち(読み)テンガチャヤノアダウチ

デジタル大辞泉 「天下茶屋の仇討ち」の意味・読み・例文・類語

てんがちゃや‐の‐あだうち【天下茶屋の仇討ち】

慶長14年(1609)天下茶屋で起こった仇討ち事件。宇喜田秀家の家臣林重次郎・源三郎兄弟が父のかたき当麻三郎右衛門を追い求め、重次郎は返り討ちとなったが、源三郎が忠僕鵤幸右衛門いかるがこうえもんとともに討ち果たした。歌舞伎浄瑠璃題材となった。

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精選版 日本国語大辞典 「天下茶屋の仇討ち」の意味・読み・例文・類語

てんがぢゃや【天下茶屋】 の 仇討(あだう)

  1. 大坂天下茶屋での仇討ち事件。浮田秀家の家老林玄蕃が、同家中の当麻三郎右衛門に闇討ちにされたので、その子重次郎と源三郎兄弟が敵を探すうち、兄重次郎は返り討ちになり、弟源三郎が忠僕の助力を得て、慶長一四年(一六〇九)に首尾よく仇を討つ。歌舞伎・浄瑠璃の題材となった。

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