天井クレーン(読み)テンジョウクレーン(その他表記)overhead travelling crane

デジタル大辞泉 「天井クレーン」の意味・読み・例文・類語

てんじょう‐クレーン〔テンジヤウ‐〕【天井クレーン】

建物天井に設けた二条レールに沿って移動するクレーン工場などで重い物の運搬・揚げ降ろしや組み立ての際などに用いられる。

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精選版 日本国語大辞典 「天井クレーン」の意味・読み・例文・類語

てんじょう‐クレーンテンジャウ‥【天井クレーン】

  1. 〘 名詞 〙 ( クレーンは[英語] crane ) 建物の天井に設けられた二条のレールに沿って移動するクレーン。機械工場や鋳造工場などで、材料の運搬・上げ下ろし・組み立てなどに用いられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天井クレーン」の意味・わかりやすい解説

天井クレーン
てんじょうクレーン
overhead travelling crane

天井走行起重機ともいい,建築物の天井のスパンを利用して据付けられているクレーン。産業界に広く普及している。クレーン自体としては吊上げ荷重 3t程度の小型のものから 700t程度の大型のものまで数多くある。据付け面積が少く,運搬範囲が広く,運搬速度が速いなどの特徴をもっている。駆動はクレーンの走行,吊上げともに電動機を用いたものが多いが,なかには鎖を人力で引張り駆動させる手動天井クレーンもある。また特殊なものとしては,滑り出し式天井走行クレーンやグラブバケットつき天井走行クレーンもある。

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世界大百科事典(旧版)内の天井クレーンの言及

【クレーン】より

…最初の電動クレーンは,1890年ころドイツにおいて製品化されたといわれる。
[クレーンの形式と用途]
 クレーンは,使用目的に応じて多種多様の形式をとるが,その形態と運動の面から大別すると,天井クレーン,橋形クレーン,ジブクレーン,その他となり,それぞれの典型的な構造,特徴,用途を以下に記す。(1)天井クレーン 高架レール上を走行するクレーンで,桁と桁上を横行するクラブトロリーとよりなる。…

※「天井クレーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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