天仙寺(読み)てんせんじ

日本歴史地名大系 「天仙寺」の解説

天仙寺
てんせんじ

[現在地名]横手市二葉町

川端かわばた町の西側にあり、曹洞宗、金剛山と号し、本尊如意輪観世音菩薩。

天正一七年(一五八九)須田美濃守盛秀が、須賀川落城の際に戦死した嫡子のために磐瀬いわせ郡和田(現福島県岩瀬郡)に建立した金剛院を、慶長八年(一六〇三)この地に移し菩提所とした。寺内に岩瀬御台の墓がある(横手郷土史)。「雪の出羽路」に「須田主膳殿久保田に移居うつられしかば菩提所天仙寺もともに寺うつしの事ありて、天仙寺の檀越の諸士をはじめ、おのもおのもところところにおのが菩提寺を求む」とあるので、須田氏の久保田移住後は菩提所ではなくなったものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む