天保国絵図駿河国(読み)てんぽうくにえずするがのくに

日本歴史地名大系 「天保国絵図駿河国」の解説

天保国絵図駿河国
てんぽうくにえずするがのくに

四四五×三八五センチ

成立 天保九年

写本 国立公文書館内閣文庫

解説 元禄国絵図の写を短冊形に切断したものを諸国の国絵図掛諸藩に渡して道筋や海岸線・河川の変動、村落立地の移動といった変更個所を修正させ、それを基に幕府作製した国絵図。天保六年に作製の命令勘定奉行などから出され、同九年に完成した。各村は小判型、宿・町は長方形に描かれ、郡ごとに色分けされ、街道航路一里塚、おもな山名も記されている。天保郷帳に記載されなかった新田村枝郷も数えられているためであろうが、郷帳では七八〇の村数が国絵図では八八二村と記されている。

複製静岡県史」通史編四付録

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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