天坊山古墳(読み)てんぼうさんこふん

日本歴史地名大系 「天坊山古墳」の解説

天坊山古墳
てんぼうさんこふん

[現在地名]加古川市上荘町小野

加古川北西岸の山塊の一つ、天坊山の山頂に近い小丘(標高一四三メートル)に位置する。四世紀末頃と推定される。加古川市内では平野部周辺の古墳が多いが当古墳は特異な立地をもつ。昭和四三年(一九六八)に発掘調査が行われた。直径一六メートルの円墳とされているが、墳丘と自然地形との境は明確ではない。二メートルを隔てて西と東に並列する二つの竪穴式石室は、別個の土壙内につくられている。土壙の切合い状態から西(第一主体)、東(第二主体)の順であることがわかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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