天底(読み)テンテイ

デジタル大辞泉 「天底」の意味・読み・例文・類語

てん‐てい【天底】

観測地点における鉛直線下方天球と交わる点。ナディア。⇔天頂

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精選版 日本国語大辞典 「天底」の意味・読み・例文・類語

てん‐てい【天底】

  1. 〘 名詞 〙 地球上の任意の観測点における鉛直線が下方で天球と交わる点。天底点足下点。⇔天頂

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「天底」の意味・わかりやすい解説

天底
てんてい

鉛直線を下方に延長し(地球を貫いて)足の下で天球と交わる点を天底という。すなわち、観測者に関し、天頂と対称な点である。天底は鉛直線を決定する補助の点などに用いられる。子午線はもちろん天底を通る。

[大脇直明]

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改訂新版 世界大百科事典 「天底」の意味・わかりやすい解説

天底 (てんてい)
nadir

天球上で天頂と正反対の位置の点。地平座標高度-90°の点である。
天頂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天底」の意味・わかりやすい解説

天底
てんてい
nadir

天球上の,天頂対蹠点。すなわち,観測者の鉛直下方にあたる。

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百科事典マイペディア 「天底」の意味・わかりやすい解説

天底【てんてい】

観測地点における鉛直線が下方で天球と交わる点。天頂の対。

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世界大百科事典(旧版)内の天底の言及

【天頂】より

…天球の中心を観測者としたとき,そこにおける鉛直線を延長すると天球で2点と交わる(図)。その上方の交点を(天文)天頂,下方を(天文)天底という。地球上の1点から準拠楕円体におろした法線の延長が天球と交わる2点のうち,上方の交点を測地天頂,下方を測地天底という。…

※「天底」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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