日本歴史地名大系 「天戸村」の解説 天戸村あまどむら 千葉県:千葉市花見川区天戸村[現在地名]花見川区天戸町・作新台(さくしんだい)八丁目・花見川長作(ながさく)村の東に位置し、南はほぼ花見川を境として畑(はた)村などと接する。東金御成(とうがねおなり)街道が通る。慶長一九年(一六一四)の東金御成街道覚帳に村名がみえ、二七間の道普請を負担。寛永二年(一六二五)の知行宛行状では天戸村一七九石余が旗本小栗領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分でも同氏領で高一八六石余。のち一部が幕府領となり、享保一五年(一七三〇)開発の新田七七石余・三八町一反余も幕府領となる。旧高旧領取調帳では幕府領のほか小栗領一二三石余。延宝五年(一六七七)の検地帳(藤代家文書)では田二一町四反余・畑屋敷一五町八反余で、高二八四石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報