天梅(読み)てんのうめ

精選版 日本国語大辞典 「天梅」の意味・読み・例文・類語

てん‐の‐うめ【天梅】

  1. 〘 名詞 〙
  2. バラ科の常緑低木。沖縄屋久島などの海辺に生え、観賞用に栽植される。高さ約二〇センチメートル、茎はややつる性で地表をはう。若枝は白毛を密生する。葉は長さ一〇センチメートルの奇数羽状複葉で五~七対の小葉がある。各小葉は倒卵状楕円形でごく小さく表面は深紫色を帯びる。夏、頂生の散房花序に小さな白い五弁花が咲く。漢名、小石積。いそざんしょう。いそのかりがね。いしまめ。《 季語・夏 》 〔日本植物名彙(1884)〕
  3. 植物「やしゃびしゃく(夜叉柄杓)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

てん‐ばい【天梅】

  1. 〘 名詞 〙 植物「やしゃびしゃく(夜叉柄杓)」の異名。《 季語・夏 》 〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「天梅」の解説

天梅 (テンノウメ)

学名Osteomeles anthyllidifolia var.subrotunda
植物。バラ科の常緑低木,園芸植物

天梅 (テンノウメ・テンバイ)

植物。ユキノシタ科の落葉小低木,園芸植物。ヤシャビシャク別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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