夜叉柄杓(読み)ヤシャビシャク

デジタル大辞泉 「夜叉柄杓」の意味・読み・例文・類語

やしゃ‐びしゃく【夜××杓】

スグリ科の落葉小低木。深山古木などに着生する。葉は腎円形で縁にぎざぎざがあり、長い柄をもつ。4、5月ごろ5弁花が咲き、がく花びらより大きく、淡緑白色。実は緑色で丸く、腺毛密生天梅てんばい・てんのうめ

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精選版 日本国語大辞典 「夜叉柄杓」の意味・読み・例文・類語

やしゃ‐びしゃく【夜叉柄杓】

  1. 〘 名詞 〙 ユキノシタ科の蔓性落葉小低木。日本特産で、本州・四国・九州の深山の古木などに着生し、盆栽ともされる。高さ約一メートル。全体に軟毛を密生。葉は長柄をもち腎臓状円形、浅く掌状に三~七裂して縁は鈍い鋸歯(きょし)がある。雌雄異株。夏、ウメに似た淡緑白色の小花が葉腋に一~三個ずつ咲く。花後、長さ約一センチメートルの広楕円状球形で緑色の果実を結ぶ。漢名に蔦を当てるが誤用てんばい。てんのうめ。《 季語・夏 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「夜叉柄杓」の解説

夜叉柄杓 (ヤシャビシャク)

学名Ribes ambiguum
植物。ユキノシタ科の落葉小低木,園芸植物

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