天武天皇社(読み)てんむてんのうしや

日本歴史地名大系 「天武天皇社」の解説

天武天皇社
てんむてんのうしや

[現在地名]桑名市東鍋屋町

東鍋屋ひがしなべや町の北側にあり、東海道より北側へ一五間ほど引込んでいるが、鳥居は東海道に面して立つ。祭神は天武天皇。旧郷社。壬申の乱に際して大海人皇子(のちの天武天皇)が桑名を通過・宿泊したことを記念して創建されたが、創建年次は不明。本願寺ほんがんじ村の産土神で、神酒壺一対の箱書に「文明五年癸巳六月十六日 本願寺村氏子中」(桑府名勝志)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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