天満節(読み)てんまぶし

精選版 日本国語大辞典 「天満節」の意味・読み・例文・類語

てんま‐ぶし【天満節】

〘名〙 説経浄瑠璃節の一つ江戸天満八太夫(石見掾藤原重信)を祖とし、明暦一六五五‐五八)頃から享保一七一六‐三六)頃まで行なわれた。〔随筆・用捨箱(1841)〕

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デジタル大辞泉 「天満節」の意味・読み・例文・類語

てんま‐ぶし【天満節】

説経節一派万治元禄(1658~1704)ごろ、江戸で活躍した天満八太夫の語った曲節宝暦(1751~1764)ごろには衰退

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世界大百科事典(旧版)内の天満節の言及

【天満八太夫】より

…1661年(寛文1)説経太夫としてはただ一人,石見掾(いわみのじよう)を受領。後に説経は落(ちようらく)し〈いたはしや浮世のすみに天満節〉(《風俗陀羅尼》,1760)といわれるまでになったが,天満節の曲節は長く続いて江戸の説経を代表していた。【岩崎 武夫】。…

※「天満節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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