天満道(読み)てんまみち

日本歴史地名大系 「天満道」の解説

天満道
てんまみち

別子銅山の開鉱された元禄四年(一六九一)から同一五年まで産銅や諸物資運搬に使用された道。銅山から別子山村の乙地おとじ(現弟地)保土野ほどの芋野いものを経て、小箱おばこ峠を越え、浦山うらやま(現土居町)を経て天満浦てんまうら(現土居町)に至る難路。浦山中宿以北は牛馬が通り馬道うまみちとも称したが、ほかは中持人足によった。浦山村から峠にかけて別子渡瀬べつしわたぜ勘場平かんばなる店の別みせのわかれ、峠の南側には番所跡ばんしよあとなどの通称地名も残るという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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