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風食/風蝕 フウショク

デジタル大辞泉の解説

ふう‐しょく【風食/風×蝕】

[名](スル)風による浸食作用。風によって運ばれた砂粒が岩石面や地表面をすり減らしたりすること。

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百科事典マイペディアの解説

風食【ふうしょく】

風によって移動する砂粒が岩石面,地表面を浸食する作用。乾燥地形での支配的営力で,乾燥盆地内では風食により最大深さ数十m,直径数十kmのくぼ地(砂漠くぼ地)が形成され,風下には砂丘の列を形成する。
→関連項目浸食作用

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

風食
ふうしょく

風による侵食作用のこと。風のみによって地表面上の細かい物質が吹き飛ばされる場合と、風に飛ばされた砂が地表面に吹き付けられてやすりの役目を果たし、岩石の表面を削る場合とがある。いずれにしても風によって運ばれる程度の細かい物質を移動させるだけなので、流水や氷河の侵食作用に比べて地形を改変する働きは少ない。西日本でたまにみられる黄砂のように細かい物質は浮遊塵(じん)となって遠距離を運ばれてくるが、砂は風が強い所でも長時間にわたって浮遊はできない。乾燥地域のように風の強い所では地面付近を吹き飛ばされたり、はうように移動する砂が、露出した岩盤を削り、特異な風食地形を生ずる。風食礫(れき)、きのこ岩(いわ)や風食凹地はその代表例である。アメリカのララミー盆地は風食によって50メートルの深さまでえぐられている。モンゴル東部には風食によって前面に凹地をもつマンハ砂丘がある。山茂美]

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世界大百科事典内の風食/風蝕の言及

【浸食作用】より

風化作用によってあらかじめ地表が風化生成物の岩屑や土壌に覆われている状態は,浸食の進みにとってつごうがよいが,風化作用は浸食の前提として必須というわけではない。 浸食erosionはラテン語のerodo(嚙(かじ)り取る)に由来する語で,その作用(営力)の種類によって雨食,河食,雪食,氷食,溶食,風食などが区別される。浸食営力の種類によって生ずる地形の特色が異なるので,浸食は地形を理解するためにも重要な意味をもっている。…

【土壌浸食】より

…土壌が降雨,融雪,融氷,流水または風の作用によって,地表から流亡もしくは飛散して土地が荒廃する現象。水の作用に起因するものを水食,風の作用によるものを風食という。土壌浸食が風化の過程と均衡を保ち緩慢に進行するものを正常浸食,地質浸食,自然浸食などという。…

※「風食/風蝕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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