天狗咄(読み)テングバナシ

デジタル大辞泉 「天狗咄」の意味・読み・例文・類語

てんぐ‐ばなし【天××咄】

天狗にまつわる怪異現象などを主題にしたはなし。
自慢ばなし。「天狗咄に花を咲かせる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天狗咄」の意味・読み・例文・類語

てんぐ‐ばなし【天狗咄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天狗に関するはなし。人間わざとは思えない不思議な事件を天狗に仮託して作ったはなし。
    1. [初出の実例]「米の相場、三尺坊の天狗咄(テングバナ)し」(出典浮世草子好色一代女(1686)三)
  3. 得意気にする話。自慢ばなし。
    1. [初出の実例]「天狗はなしに更る兵法」(出典:雑俳・蓍萩(1735))

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