天監(読み)てんかん

精選版 日本国語大辞典 「天監」の意味・読み・例文・類語

てん‐かん【天監・天鑒】

  1. 〘 名詞 〙 天が、地上で行なわれている善悪を監視すること。天帝の照覧。転じて、天皇の見るところ
    1. [初出の実例]「再三議、猶有尽、必経天鑒」(出典凌雲集(814)序)
    2. 「若(もし)天鑒(てんカン)誠を照らされば、臣が讒に落ちし罪を哀み思し召して」(出典:太平記(14C後)一七)
    3. [その他の文献]〔詩経‐大雅・大明〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「天監」の読み・字形・画数・意味

【天監】てんかん

天の神が照覧する。

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