天眼通(読み)テンガンツウ

精選版 日本国語大辞典 「天眼通」の意味・読み・例文・類語

てんげん‐つう【天眼通】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。六通一つ。あらゆる事象を自由自在に見通すことのできる神通力。てんがんつう。〔正治二度百首(1200)〕
    1. [初出の実例]「虚にして霊なり、寂にして照す、眼にあって色を見れども、諸の色惑をかふむらず、これ天眼通なり」(出典:塩山和泥合水集(1386))

てんがん‐つう【天眼通】

  1. 〘 名詞 〙てんげんつう(天眼通)
    1. [初出の実例]「みちをもまよはず御いり候こそ、いつはりもなき天眼通(テンガンツウ)にておはしますとて」(出典咄本一休咄(1668)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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